力学思考・テクニック

力学思考:力の合成~他人の力で影響力を増幅させる

力学の世界には「力の合成」という考え方があります。

これは、ある物体に作用している2つ以上の力がある場合、
ベクトルの加法(平行四辺形の法則)にならい、
それぞれの力を合成した新たな力を得る事ができるというもの。

「力の合成」と「合力」

二つ以上の力を合成した新たな力を求めることを『力の合成』といい、
生まれた新しい力を『合力』といいます。

まずは、下の図で説明しましょう。

gouriki2

たとえば、O点からA点に向かってF1という力が働いています。
それと同じ強さでO点からB点に向かってF2という力が働いています。

このF1とF2を2辺とした平行四辺形(OADB)を描き、
O点と対角線上のD点を結んだRが、F1とF2の合成された合力です。

つまり、O点の場所に重い荷物があっても、二人でそれぞれA点とB点の方向に向かって紐を引っ張れば荷物はR線上をD点に近づく方向に動き始める訳です

力学思考型マーケティングでは「影響力の合成」

これを力学思考型マーケティングに置き換えてみます。

gouriki

同じような影響力をもったAさんとBさんがいます。

この二人の間に入り両者ともに好かれるように立ち振る舞う事で
自然と自分のもつ影響力がAさん&Bさん以上に感じられ、
第三者の目線にはDのポジションに居るように錯覚して映ります。

Dさんって、何やってるかよくわからないけど
Aさんとも仲いいし、Bさんともよく一緒にいるよね。
この二人に信用されるなんて実は凄い人なのかな?

わかりやすいでしょ?(笑)いますよね、こういう人。

それはきっと、影響力の合成を上手に使える人です。
第三者はその合力を無意識に見てしまうので、
疑似的なポジショニングを錯覚させることが出来るという訳です。

影響力の合成における注意点

しかし、注意点もあります。

gouriki3

このAさんとBさんが、それぞれ影響力を及ぼしている方向が違う場合、
ベクトルの加法で計算しても、自分のポジショニングは微々たるもの。

 

さらには、相反するような犬猿の仲だった場合、、、

gouriki4

わかりますよね?

ベクトルの加法が働かず、
自分はまったく影響力を持てないポジションに入ってしまいます。

合成は、力の「大きさ」と「方向」を見極める必要がある

影響力の合成を利用するには、三要素の中でも「大きさ」「方向」が特に重要です。

「大きさ」=AさんBさん、それぞれ二人がどれだけの影響力を持っているか
「方向」=どの業界やどこの市場に向けて、それぞれ影響力を持っているか

そもそも、AさんとBさんの信頼を得るところから始めなくてはいけないので、
まずはそちらのポジショニングを考え、そのお二方への影響力の合成を計算して
近づかなくてはいけないので簡単ではありません。

ある意味、最初の段階で自分にそれほど力が無い段階で活用すると
効果的にジャンプアップできると思います。

影響力のレバレッジ

セコい方法だと思いますか?そう考えるのも無理はありません。
一見すると、他力本願に感じる部分もありますからね。

ですが、力学思考型マーケティングでは「ポジショニング」と「バランス」を
常に重視します。自分の周りの環境を俯瞰的につねに把握して、「自分」という駒を
盤面のどこに置くことで勝利を手繰り寄せるか。
その為に、自分には10しか影響力がなくたって、
ポジショニングひとつで100にも1000にも変える事が出来るんです。

そのかわり、次には自分を利用して影響力の合成をしかけ、
レバレッジを狙ってくる人が出てくるでしょう。
それはそれで構いません。全てはその繰り返しで動いていきます。

ごうりき5

ビジネスも人生も同じこと。影響力を共鳴させあって、
レバレッジを拡大する事でより大きな市場へと挑んでゆきましょう。

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