沖縄県:うまいもの

『きしもと食堂』:創業以来110年も変わらず「灰汁」で作り続ける沖縄そばの元祖。タイムスリップした名店で歴史の味を堪能する【沖縄県】

「沖縄そば」という食べ物がある。名前は知っている。
うどんのようなモサモサした麺が、あっさりしたスープの中に入っていて、
具はかまぼこと三枚肉とか角煮が乗っている。。。ような気がする。

沖縄そばに対するイメージって、正直この程度でした。
だけども、沖縄に来たからには沖縄そばを食べないで帰るわけにはいくまい。

ということで、
どうぜなら「一番おきなわらしい沖縄そばを食べに行こう!」
となりました♪

 

▼ 沖縄そばって何だろうか?

いつから沖縄で「沖縄そば」が食べられるようになったのかは諸説あり
正確なことはわかっていないようで。

でも小麦粉をベースとした麺料理が沖縄に入ってきたのは明治後期以降、
本土出身者が中国人の料理人を連れてきて那覇にある辻遊廓近くに
「支那そば屋」という店をオープンしたのが元祖とされています。

先祖が「支那そば」ということは、本土で食べられている「ラーメン」と
実は遠い親戚だったりするようで。そのあたりも面白い。

最初の「支那そば」は、豚骨ダシに醤油を使った濃い味のスープに
豚肉とネギだけをトッピングしたシンプルなものだったらしい。

ころ頃、沖縄伝統の味として定着させたい警察から「琉球そば」と呼ぶように指導が入ったらしいですが、どうも定着しなかった歴史があります。つまり、「支那そば」と並んで使われる「琉球そば」というのは実は同じものだったんですね。

▼ 本当に昔ながらの「沖縄そば」が食べたい

そのルーツを知れば知るほど、昔ながらの味が食べたいなぁと。

現在では、一般的に中華麺と同じように「小麦粉」「塩水」「カンスイ」を使って
麺を作ります。ですが、「カンスイ」が入手しづらかった当時は「灰汁」という
ものを「カンスイ」の代わりに使っていたそうです。

「灰汁」っていうのは、ガジュマルなどの亜熱帯に生息する樹木を燃やし
そこに出来た灰を水に溶かし、その上澄み部分を指します。

この「灰汁」を使って作った伝統製法の麺を用いたそばを現在では
「木灰そば(もっかいそば)」と呼ぶそうです。

これは木灰そばを探さなくてはいけません!

▼ 創業111年の老舗で、伝統の沖縄そばを頂く

そこで今回見つけたのは、明治38年創業。
当時からずっと灰汁を使った伝統の味を守り続けているお店「きしもと食堂」

正直、場所は解りにくかったです(汗)
なぜ迷ったか。それは事前にパソコンで調べておいた手作り感満載の地図のせいw

なかなかハードルの高い謎解きではあります(笑)

でも実際に行ってみたら、地図は新しくなってましたけど。。。
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うん、わかりやすい(笑)
この地図の「もとぶ市場」の脇にトイレがあります。
ここの駐車場が一番近いのですが、近隣の迷惑になりますので
指定された駐車場をご利用くださいね。
さて、この日は平日の15時。それなのにこの混雑です。
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なかなかいい味だしてくれてます。
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平日の夕方前でも、だいた30分ほど待ったでしょうか。
ガラスの引き戸がガラガラーっと空いて、なかから味のあるお母さんが呼んでくれます。

さすが名店、芸能人のサインもたくさんあります。
老舗なんだけどもこの辺りはミーハーなのねw
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基本的に、メニューは3種類しかありません。
「そば(大)」(650円)、「そば(小)」(500円)の沖縄そば2種類と
沖縄定番の炊き込みご飯「手作りジューシー」(250円)のみ。
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そばの中サイズがないので、一瞬不安になりますが。。。
ジューシーを食べるのであれば小でも問題ないと思います。

注意じゃ!
ここでポイント!
手作りジューシーはけっこう量もありますし、限定100食なので巡り合ったときにはついつい人数分の注文をしがちですが。。。他のお客さんにもシェアしてあげようという優しい気持ちになれた人は、ぜひグループでジューシー1食にしてシェアしてみてくださいね^^このシューシー、本当にすぐに売り切れになってしまうそうです。

 

私は「そば(大)」をオーダー。そして、連れと一緒にジューシーも1つ頼みました。
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まず、そばのスープはガツン!と鰹の風味がすごいです!
でもラーメンスープとは違って、とにかく優しい味です。すごく上品。
豚骨も使われているので同時に深みも増してあって、とにかく旨い!

そして期待していた灰汁を使った面ですが、思ったほど黒くない。
まぁ、上澄みなんで黒い訳ないんだけども、イメージでそう思い込んでました。

落ち着いた色味の太麺。やや平打ちでしょうか。
こちらもとにかくコシがあって、そのうえモチモチ感も残ってる絶品。
ほんのり独特な風味があるので、ゆっくりそちらも堪能してみてください。

具は一見昔ながらの豚の角煮とカマボコ、そしてネギに見えます。
しかしこれに気付いた方はいるでしょうか?
バラ肉と赤身の両方が入ってます♪ これは全員なのか?それとも私だけ?
優しい甘さながら、くどくなくてジューシーとの相性も抜群。

半分くらい食べたところで、テーブルにあるコーレーグースを入れてみても
味が変わってまた美味しいですね。

お店のお母さんたちの手際もよかった。
一瞬、不愛想に感じるかもしれないけど一生懸命なだけなんですね。
話しかけるとちゃんと答えてくれるし、写真もOKでしたよ。

うん、満足満足。

お腹が膨れたら、すぐ目の前にある「もとぶ市場」を探索して
昭和にタイムスリップしてみるのも良いお散歩コースです。
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ごちそうさまでした。

 

説明しよう
店名:「きしもと食堂」
場所:沖縄県国頭郡本部町渡久地5
電話:0980-47-2887(予約不可)
営業:11:00~17:30(売切れ次第閉店)
店休:水曜日
駐車:近隣に数台あり
HP:http://www.shichirin.co.jp/tenpo/mirai_daira.html

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