力学思考・テクニック

会話の相槌にキーワードのオウム返しを使う事で距離感を縮める

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どうにも、真剣になればなるほど相手に嫌われてしまう人が多い気がする。
私のまわりだけか?

先日もとある会社さんとのミーティング上で、ある人物がものの見事に先方に嫌われた。「君はもういいから」とまで言われてしまった。

この彼、仕事熱心で見た目も小奇麗。決して出来ないタイプの人間ではないのだが、なぜか喋る機会を奪われたようだ。なぜか?謎を解くヒントは、先方と彼の会話の中にあります。

先方はクライアント様。ようはお金を出す側の人間。つまり気持ちよくなって頂かなくてはいけない訳。そんな中、彼と先方との会話がこんな感じで。

 

社長
先週、ゴルフに行ってきたんだよ
男性社員
ゴルフですか!いい季節ですよねぇ。奇遇にも私も先週ゴルフ行ったんですけどね。もう練習もしてないからスコアもボロボロで。やっぱり練習しないとダメですねぇ
社長
帰りに見つけた鰻屋が旨くてねぇ
男性社員
美味しいですよねぇ鰻。もちろん、お重とかどんぶりも好きなんですけども私実は肝吸いが一番好きでして。よく皆に笑われるんですが、ああいうシンプルなものほど、板さんの腕が見えるんですよね

 

もうおわかりでしょうか? 先方のご機嫌を取ろうとして一生懸命に話を盛り上げているのかもしれませんがこれは逆効果。ボールを常に抱えたままで喋っている感じですね。

人は、基本的に喋りたがりですし教えたがり。ましてや、相手から振ってきた話ということは、先方は話を聞いて欲しがっています。話を聞いて欲しがっているのに、こっちが喋ってばかりでは先方はイライラしますし、こちらの立ち位置が不安定になってあたりまえ。

だがしかし、人によっては相槌のうちかたが良くわからないで、こういう場面でのトークが苦手な方もいるでしょう。そんな、相手が喋りたがりのときに効果的なテクニック。それが「単語のオウム返し」。

たとえば先ほどの例で言うと

 

社長
先週、ゴルフに行ってきたんだよ

男性社員
ゴルフですかぁ → いいですねぇ!

社長
帰りに見つけた鰻屋が旨くてねぇ

男性社員
うわぁ!鰻屋さんですかぁ → 美味しそうですねぇ

 

これだけでいいんです。相手の会話の中に出てきたキーワードの一つを、すぐに返すイメージです。そして、出来ればそれに対するコメントも簡潔に付ける。こうすることで、主導権のボールは常に相手の手の中にあります。

この方法の優れている所は「ふんふん」「なるほどなるほど」といった相槌よりも、話をよく聞いていると勝手に思ってくれます。実際はほとんど何も聞いていなくてもね。自分が発した言葉と同じ言葉を返されると、人はちゃんと聞いてくれていると勘違いします。

あとは、それに感情を同期させればOK。相手の話をオウム返ししている最中で相手が笑えば、こちらも笑う。眉間にしわを寄せながら渋い顔をしていたら、自分もシブい顔をしてオウム返しする。これだけ。

相手に仲間意識をもたせることによって、より近い距離にポジショニングできる訳ですね。近い位置からであれば、こちらの要求も通りやすくなります。

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