データの取り扱いを間違えなければ、そこには全てが現れる
ここに、とある小さなレストランがあるとします。 こじんまりとした、夫婦二人で切り盛りするようなお店。 このお店…味の評判はすこぶる良く、 夫婦経営者の人柄も問題ありません。 一生懸命に働きますし、 笑顔の接客も絶やすことはありません。 しかし… 某グルメサイトに掲載してみたところ 約60%の人が「愛想が悪い」「料理が出てくるまでが遅い」と かなり辛辣な評価を下しておりました。 しかも、お店の経営も 聞けば想定利益の55%しかクリア出来ていないという…。 小さなお店。 平日はほとんど空席が目立つ。 笑顔や接客は気を付けているのに、6割が低評価。 (一部脚色しておりますが) こんな状況で相談を受けました。 でも、各種資料を読み解いていくうちに 当たり前の状況が見えてくるんですね。 データはすべてを物語っていました。 ちょっと面白いケースだったので 数字や内容をわかりやすく調整して、ご紹介します。 たとえばこのお店、30人も入れば満席になるような 小さなお店だと想定します。 1週間の流れを見てみると、 毎週月曜日が定休日。 満席になるのは、 花金と翌日が休みな土曜日くらい。 おおよそのお客様...