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沖縄のソウルフード『ブエノチキン』の歴史と秘密

ファミリーマートのサラダチキンシリーズに『ブエノチキン』という聞きなれない味が5月14日に新発売されました。パッケージに「沖縄発」って書いてあるので、そっち方面の味って事はわかるのだが、そもそも「ブエノチキン」っていうのは何なんだろうか?

ブエノチキンは沖縄のソウルフードだった。

そもそもこの「ブエノチキン」っていうのは、沖縄では知らない人が居ないくらい有名な鶏の丸焼きのお店。浦添と普天間に店舗がある。テイクアウト専門店のこの2店にプラスして、さらにイートインも出来る「ブエノキッチン」もあるようだ。 ブエノチキンのブエノキッチン。言いにくいw まさに、沖縄のソウルフードだった。

店舗では、1羽1600円(ハーフ800円)

ブエノチキンの歴史

アルゼンチンから沖縄に移民してきた人が、家庭料理の味を持ち帰りアレンジしたのが始まりで、ブエノチキンの≪ブエノ≫というのは、この移民していた方の故郷「ブエノスアイレス」から来ているんだとか。

沖縄県産の若鶏を朝〆して、ニンニク&酢&ハーブで作った独特のソースに漬け込み、2時間かけてロースターで焼き上げたもので、1976年に普天間に誕生したのが味まりなんだそうだ。

 

ブエノチキンの事件簿

実は系列店じゃない?浦添店と普天間店

テイクアウトを含めて3店舗あるブエノチキン。だが、イートインがある「ブエノキッチン」は浦添店の現代表が始めたものなので、実質2店舗と表現します。

引用:おきなわファミマ(https://www.okinawa-familymart.jp/)

もちろんこの2店舗、それぞれ姉妹店だと思っていたのだが、実は違うらしい! しかも数年前まではバチバチにいがみ合っていたという。

その理由は。。。?

昔は普天間店が本店だった!

元々、先のブエノスアイレスの家庭料理の味を再現した若鶏の丸焼きを提供するお店を1976年にオープンさせたのは、現普天間店の先代でした。

その後、ブエノチキンは人気が出て、浦添に2号店を出すことになりました。

この2号店を、1982年に買い取ったのが、現浦添店の店長の先代。

そこからは独立採算の別々経営が続いてゆきます。

普天間店と浦添店に亀裂が入った原因は?

「ブエノチキン」人気が高まるにつれ、今後の経営や展開を考えた浦添店の先代が、普天間店の先代に商標登録の相談を持ち掛けたのだが、あまり乗り気でなかった普天間の先代。そこから時は流れて、浦添店と普天間店ともに二代目に代替わりしました。

普天間店が乗り気でないならば私が!と、現浦添店の代表がこの「ブエノチキン」の名前を守りたい一心で登録商標を行いました。これで、ブエノチキンの名前も味も守られたと安心していた浦添店の二代目。しかし、重要なことを一つ忘れていたのです。

じつは。。。

浦添店の二代目、普天間店に商標登録の事前報告も、事後報告もしていなかったのです(驚)

先代が店を立ち上げ、「本店」の意識が強かった普天間店ですが、自分に事前の報告もなく「ブエノチキン」の商標登録をされたもんだから、もう怒り心頭で。これによって、今まで以上に両店の交流は無くなっていったのです。

浦添店と普天間店、関係改善のきかっけになったのは?

この両店が顔を合わせるきっかけになったのが、2018年に沖縄エリア限定で販売された『ポテトチップス ブエノチキン味』です。

引用:おきなわファミマ

仕掛けたのは今回同様ファミリーマート。商品開発の為に呼ばれた両店の代表。和気藹藹と会議は進むかと思いきや、顔を合わせるなり普天間店の代表が怒鳴ります。

まずは言うべきことがあるだろ!
この泥棒が!!
普天間店 代表
普天間店 代表

しかし、この語、経緯と想いをきちんと浦添店から伝えられ、コミュニケーションも取れるようになり、無事に商品も開発されました。まさに、長年の間決裂していた沖縄のソウルフード両店。その関係を取り持ったのはファミリーマートなんですね。驚き^^

引用:おきなわファミマ

新商品『国産サラダチキン ブエノチキン』を食べてみた。

そして、長くなりましたが、今日買ってきたこちらの新商品を食べてみたいと思います。『国産サラダチキン ブエノチキン(258円)』

 

相変わらず、ダイエットにやさしい内容です。(内容量110gに換算)カロリー:134Kcal、たんぱく質:27.5g、脂質:2.09、糖質:1.87。素敵です。

 

肝心の味は、ブエノチキンの特徴であるニンニクと酢の香りと味はしっかりしますね。 ただ、どちらも食べたことある友人曰く、「実店舗の方がパンチがある」との事。しかし、かなりの再現率で味は近いと言っていました。

 

実店舗では丸焼きなので、どうしても肉のジューシーさが失われてしまう部分も、サラダチキンでは水分で補われているのでパサパサ感もないですし。まぁ、実店舗の方は鶏肉をオーブンでクルクル廻しながらローストしているのに比べて、サラダチキンは鶏肉を蒸して作っているので、あの独特の香ばしさや食感は失われてしまいますが、かなり味の再現は出来ているのではないでしょうか?

なにはともあれ、地方のソウルフードを手軽に食べられるのは嬉しい限りです。ちょっと遠い沖縄に想いをはせたいとおもいます^^

 

「ブエノチキン」のお店情報

せっかくなので、沖縄のお店情報も載せておきましょう。

ブエノチキン 普天間店

SOEDA
SOEDA
住所:沖縄県宜野湾市普天間1-28-13
電話:098-893-4527
営業時間:11:00~21:00
定休日:ほぼ無休(年始、お盆休みあり)
駐車場:無し

ブエノチキン 浦添店

SOEDA
SOEDA
住所:沖縄県浦添市内間1-14-2
電話:098-876-0452
営業時間:12時ぐらい~売切れるまで(21時ぐらい)
定休日:月曜日
駐車場:有り(ただしお店の入り口前、2台が限界)

イートインの「ブエノキッチン」は、浦添店店舗の隣にあります♪
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