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思考のルーティン化できてますか?

※この文章は主宰コミュニティでの過去のコラムを転載しています。
 時系列のズレや既に内容を書き直している場合もありますので了承ください。

毎日のトレードをするときに決まった手順を繰り返してますか?

多くの人が、チャートを見るたびに「あ!循環法則が下降になった瞬間だからエントリーできるかも!」「あれ?パワーラインが地獄に入ってる!これはチャンスじゃない?」「これって三尊かな?」っていうように一番最初に気になった状況を基軸に考えてしまうことが多い。でもこれって危険なんです。実は自分の都合の良いことしか見ないから。

すごく綺麗な上昇のエリオット波動が見えたとします。ちょうど今は第3波です。もうワクワクでエントリー準備をしてしまったりするでしょうね。しかも切り返しのタイミングが今だとしたら速攻でポジションを持ってしまうことでしょう。。。

よく見たら、循環法則はまだ上昇になってないし、80EMAや160EMAがローソクよりも上、しかも目の前にある。さらに上位足を見てみたら、循環法則もパワーラインもガッツり下向きじゃないですか!「これ、上に行くはずがない状況なのに、なんで私はロングエントリーしたんだろう・・・」ってな状況はよくある話だと思います。

何が一番問題だったと思いますか?

「色々な状況証拠を見比べて、総合的に判断しなかった」って答えた人、80点です。(あ、合格ラインは60点なので心配しないでくださいw)間違いではないです。「エリオットの信憑性を測るための、他の証拠を確認しなかった」と答えた方、おしい!90点ですね。

総合的に判断できていないことはまずその通りなんです。《FXって一番目立つ挙動に目が行きがち》なんです。これは人間心理として。だから、短期足で一気に動き出したローソクに飛び乗ってエントリーする人が後を絶たない。言うまでもなく、これが「餌」になる人な訳ですね。軸も何もない。ただ単に目に入った目先の美味しい状況にウハウハ飛びついてしまう。これでは勝てるわけがない。

次に、きちんとエリオットと確認したのにも関わらず、他の証拠集めをおざなりにした人。これもまぁ、目先の餌に飛びついてしまっている事に変わりはないのですが、まだ、証拠集めさえすれば「値幅」を想定することができるので勝てる可能性も高い。最初の人と何が違うかというと、後者はきちんと「エリオットである」「綺麗な形である」「今は第3波である」というように《エリオット波動》というものの状況確認はできているんです。その時点では「エントリー」に値すると判断できていると思います。ただ、「値幅」を取るための証拠集めが疎かだった。その環境認識が出来ていれば、「値幅が取れるのでエントリー」するのか「値幅が取れそうにないのでエントリーは見送り」と判断するのか、その分かれ道が見極められたかと思う。

一見、後者の方は100点満点かと思いがちですが、そうではない。

なぜか? それは「きっと毎回エリオット波動ばかり探している訳ではない」と感じるからですね。今回はおそらく《たまたまエリオット波動が目についた》だけの場合が多い。
【たまたま美味しい挙動が目についた】→【それを肯定する為に状況証拠を集め始めた】
ほとんどの人が、この手順にすぎないと思うのですがどうでしょう?

とある中華料理屋のシェフが「今日は寒いから鍋料理をメインにしよう」。「暑くて食欲がないから蕎麦をランチに出そう」。「外人さんの予約が多いから、今日のコースは寿司を握ろう」・・・これでは何屋かわからないですし、いつまで経っても自分の基軸である「中華」を極めることはできないでしょうw 毎日毎日、同じようなメニューを作り続けることで、季節の気候に合わせた微妙な味加減が判るようになったり、得意メニューの味の奥深さがどんどん増したり、さらにはそこから派生した新しい味にチャレンジできたりするんですよね。あくまで、それは自分の《軸》がはっきりしてるから。軸があるから肉付けが出来るんです。軸があるからブレずに周りが見渡せるのです。

FXも一緒。まずは自分の《軸》を作らなくてないけない。そこから、天気や客層や人数などに応じて肉付けをしていくように、FXも軸をメインとしながら環境認識をしなくてはいけない。

どういうことか?

軸=メインロジックをずはしっかりと覚えること。そしてまず最初にそのロジックのトリガーサインを探す事に集中します。今のウルブスで言ったら「クロスタッチ」ですよね。そして、そのロジックを軸として肉付け的に他の証拠を集めて信憑性を高めます。つまり、まずは軸のクロスタッチを探す。その後に、エリオットや三尊、循環法則など他の証拠を確認して、そのクロスタッチの信憑性や想定値幅を決めていく訳です。

ではクロスタッチが発生しない場合は何もすることが無いのか?いえいえ、そういう訳ではありません。たとえば先ほどのように綺麗なエリオットが目についたとします。そのときに『これは美味しそうだからエントリーしたい!』って考えちゃダメですよっていう話。理想は『お!綺麗なエリオットを見つけたぞ!さてさて、この辺りでクロスタッチが発生してくれたらエントリー出来て美味しいぞぉ』っていう感じでチャートを見るんです。あくまで基軸はメインロジックである「クロスタッチ」なんです。

肉付け、つまり証拠ばかりみて軸をみない人が多すぎる気がします。「エリオット見つけた!エントリーできますか?」「これ三尊ですよね?エントリーしていいですか?」「循環法則が下降トレンドに入った瞬間です!エントリーします!」これれは、みな惜しい(汗) 間違ってはいないけども、結果的にそれほど値幅がゲットできないのはここ。つまり、《本当はサポートでしかない証拠を見てエントリーを決めているから》です。

実際のところ、どうやって考えたらいいか?
これは自分のルーティンを作ることが絶対です。

A:最初にメインのトリガーサインを見つけた場合、どの順番で何を確認し、どこでエントリーを決めるか。

B:最初に証拠の方から見つけた場合。どの順番で何を確認して、メインのトリガーサインをどのように考えるか。

自分なりに、この2パターンを用意しておくと非常に楽です。この自分自身で決めたルールに則って、相場を機械的に観察することが大事。でも、判定はファジーで構いません。それらの決めたルールが全てクリアにならなかったらエントリーしない!などと決めてしまうとチャンスはどんどん無くなっていきますからね。

機械的にチェックして、ファジーに判定する。

これが実は一番重要なんです。メンタルが弱くて、本当は違うって解ってるのにエントリーちゃったりする人、この方法を試してみてください。自分ルールは小さなカード型のファイルに入れて持ち歩くのはお勧めです。中に入っている紙に書くルールはどんどん進化するし変化するかと思います。でも、FXって、この自分ルーティンを確立すると非常に楽になります。

その時そのときで、自分に優しい曖昧な判定をしてフラフラと適当にエントリーして、その後に後悔して。結果的にあたりまえのように負けたり、利確したのに利益が少なすぎたり。それら回避する為に、自分ルーティンは非常に重要です。

さらには、決められたルーティンがない限り、○勝○敗っていうのは何の意味もなさないですしねw 気分がすぐれない時とテンションが高い時。日中と寝起きと深夜。自宅のパソコンの前と車の移動中。こんな状況が違うところでトレードを繰り返しても何のデータも役に立ちませんw だったらせめて、自分の思考をルーティン化してみませんか? 状況判断も楽になりますし、トレードも安定しますよ。

この記事を書いたのは、


添田真人(MASATO SOEDA)

ゴルフとサウナとプロレス&格闘技をこよなく愛し、好奇心が劣化しないままアラフィフに突入した放浪癖のB級雑食家、起業家、投資家。

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