実家の畑、そして祖父の思い出
今日は、久しぶりに実家の畑の草むしりをしてきた。年を重ねるごとに、なかなか足を運ぶ機会も減ってきたが、やはり祖父の残した土地は、心のどこかでいつも気になっている場所だ。そんなわけで、Y氏に依頼して庭を綺麗にしてもらうことにした。 実家の畑には、祖父が大切にしていた植木がある。今となっては、手入れをする人もいないため、少し荒れ放題になっていた。それでも、祖父がこの畑で過ごした時間を思い出すと、この場所を放っておくことはできない。 祖父は、庭いじりが趣味で、毎日のように花や木の手入れをしていた。子どもの頃、そんな祖父の背中を見ながら、「何でこんなに土いじりが好きなんだろう」と不思議に思っていたが、今になってようやく、その心の安らぎがわかる気がする。 庭が綺麗になると、どこか心も清々しくなる。祖父が天国で微笑んでいるような気がして、やっぱりこの畑を手入れして正解だったと思う。 この土地を有効に使うことは難しいが、せめて綺麗に保つことが祖父への供養になるだろう。草むしり一つで、こんなに心が温かくなるのだから、不思議なものだ。