「為替レート」というものがあります。
≪1ドル117円60銭≫とかいうあれですね。
つまり、簡単に考えると「お金の価値」の比較です。
『1ドルと117.6円というのは同じ価値ですよ』
と言っているわけですね。
ん?
では、ドルは円より117.6倍も価値があるのか?
そうとも言えませんよね?
それぞれの国の平均賃金も違いますし税率も違います。
ましてや物価も違いますから。
そう、簡単に比較が出来ないのは
≪共通のモノサシ≫が無いからなんですね。
さて、
誰もが大切にしている「お金」
そして誰もが好きな「お金」
そのお金の価値基準を比較するために≪時間≫というモノサシを
使ってみましょう。
何度もお話してますが
人間も、虫も、石コロだって同じ24時間の中を消費しています。
「この世で唯一、万物共通で与えられた資源」である≪時間≫
完全なる、共通のモノサシです。
たった10分間でFXで稼いだ10万円と、
10日間、工場で泥だらけになりながら働いて稼いだ10万円。
この手にした10万円は、本当に同じ価値なんでしょうか??
どちらの10万円も、買えるものは一緒です。
だからこそ同じ価値だと思うのでしょう。
ですが、その≪重み≫はまったくちがいますよね?
そのお金の重みを量る、ちょっとした遊び感覚の考え方。
≪お金と時間の為替レートを計算してみてください≫
つまり、
10分でFXで稼いだ10万円を、タイムレート(お金と時間の為替レート)で
計算してみると、 1円=0.0001分
10日間工場で働いて稼いだ10万円は、
1円=0.144分
それぞれが同じ1万円の買い物をしたときに手渡す1万円札。
受け取るお店側にとっては、同じ価値の「1万円」
でも、そこを時間に換金すると?
自分の24時間のうち≪1分間≫だけ換金したトレーダーと、
自分の24時間のうち≪1440分間=24時間!≫を換金した労働者。
同じ1万円でも、これだけ重みが違います。
一度、自分のお金の重みを計算してみてください。
なかなか無駄遣いができなくなりますから(笑)