生存記録と備忘録

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負の感情をコントロールして、怒りや悲しみから解放される方法

マイナスの感情をコントロールする方法

「嫌い」とか「嫌だなぁ」とか「不味い」とか。
人は時としてマイナスの感情に包まれます。
そしてそれが元で、自分の感情がコントロールできなくなったり、胃が痛くなったり、
仕事が手につかなくなったり、はては病気になったりします。

「添田さんてあまり落ち込まないし、驚かないし、怒りませんよね?」

って言われたりしますが、実はそんなこともないです。
すぐに凹むほどメンタル弱いですし、お化け屋敷も嫌いなくらいすぐに驚くし、
ちょっとの事ですぐにイラっとくる怒りんぼうです。

では、どうやって感情をコントロールしているのか?その方法をひとつだけ教えます。

キーワード1:期待値

感情をコントロールするポイント。それは「期待値を移動させる」というもの。

たとえば食事。
カレーショップであなたの口に合わない美味しくないカレーライスが出てきたとします。
「マズイ!」と思いますよね?
もしそうでなくても「うっわー美味しくないわ」と悲しい気分になるでしょう。
このシチュエーションで解説しますね。

まず「マズイ!」とは何か?

カレーショップは世界に無数にあります。
インドカレーやスリランカ風。カレーライスからドライカレーにカレーうどん。
本当に多種多様です。

たとえばあなたが選んだものがカレーライスだったとしましょう。
きっと頭の中のデータベースで過去に食べた「カレーライス」の味覚を呼び起こしていたはずです。
そこで、「カレーライスはこういう味だろう」という<期待値>が出来上がっています。

人間関係も同じこと。「これはやってくれるだろう」「これくらいは出来るだろう」
「これくらいは返してくれるだろう」と常に<期待値>が計算されています。

他人とコミュニケーションを取る時に、
このエリアからはみ出た行動を取られてしまうと「は?」となるわけです。

仕事でもそうですね。
自分が担当しているプロジェクト。全てが順風満帆ということはありえない事はわかっています。
小さな障害や大きなトラブルを乗り越えて一つの成果を追い求めるもの。
このプロジェクトを何度もシミュレーションし、起こりうるトラブルを想定し、
その解決策をどれだけ用意しておけるかが重要。
「大丈夫。もし何かトラブルが起きても、我々の想定内だ」という
<期待値>が自動的に計算される訳ですね。

キーワード2:我慢エリア

しかも、それは絶対ではありません。
元々願望や希望から始まっているので、
想定していた結果に到達しないことしばしば。

ある程度予想はしていたけども、
想像以上に美味しくないカレーライスが出てきた。

後輩に仕事をお願いしたけども、
求めているクォリティより低かった。

プロジェクトで想定していた以上のトラブルに見舞われた。。。
など。

でも実際に想定外の出来事に襲われても、
全てが「悲しみ」や「怒り」の感情に支配される訳ではありません。

元々自分の希望的推測から導き出された<期待値>ですので、
クリアできなかった時にある程度は寛容に対処できるよう、
心が自動的にバッファを設けているのです。
それを<我慢>と呼びます。

この我慢エリアの大きさは、その人の経験値によって変わります。
色々なトラブルや問題を経験している人であれば
我慢できるエリアが広いでしょうし。
まだ経験値の少ない若者や新入社員などであれば我慢できるエリアも少ないでしょう。

予想以上に美味しくないカレーライスが出てきた<期待値以下>
でもまぁ、食べられない味ではない<我慢エリア内>

後輩に頼んでおいた仕事のクォリティが低<期待値以下>
でも自分で簡単に手直しできるレベルだ<我慢エリア内>

想定外のトラブルに見舞われてしまった<期待値以下>
だが、なんとか解決策を見つけられそうだ<我慢エリア内>

この我慢エリアを下回ると、
はじめて人には怒りや悲しみといった負の感情が生まれます。

つまり自分に影響する出来事が<我慢エリア>を下回らない間は、
怒ることもないし、悲しむことも驚くことも無いわけです。

想定外の出来事を我慢する方法

さて本題。
どうやって想定外の出来事を我慢エリア内に留めておくか?

ちょっと考え方を変えてみましょう。
様々な出来事を我慢エリアよりも下回らないようにするのではなく、
我慢エリア自体をその出来事の位置に移動させてやるんです。

もう少し詳しく説明しますね。
我慢エリアというのは、期待値に隣接していると説明しました。
つまり自分に起こりうる出来事が我慢エリアを下回りそうなときは、
我慢エリアそのものを下げてあげてば良い。

その我慢エリアというのは、期待値に隣接している訳だから
我慢エリアを下げるという事は、期待値を下げるということ。

転じてわかりやすく言うと、
期待値をはじめから下げておく。
つまり「最初はそれほど期待をしない」ということですな。

簡単なこと。

人は他人に対してなぜ感情的に怒ると思いますか?
それは「自分の期待と違う」からなんです。

既読が着いたらすぐLINEを返して欲しいのに、返事が来ない。

料理を作ったら「美味しいね」って言ってほしいのに何も言ってくれない。

成績を上げたいから勉強して欲しいのに、遊んでばかりで勉強しない。

このように人間は「期待と違う」という状況に非常に敏感です。
勝手に期待しておきながら、そこに到達しない状況を目の当たりにすると
怒りや悲しみに襲われるのです。

つまり、期待値を下回っても怒る事ないよう、
そもそも期待値を低く設定するんです。

これって実は非常に良い副産物があるんですよ。
自分の期待以上の結果が得られたときって嬉しいですよね?
想像以上にハッピーになります。

この方法は、そもそも期待値をコントロールして低めに移動しているので、
そのラインを越えてくる可能性が非常に高いわけ。

つまり、期待を裏切られて凹んだり悲しんだり怒ったりするくらいなら
その期待値を下げて感動を増やした方が精神衛生上良いと思いませんか?

よく考えてみてください。自分の周りにいる苦手な人や嫌いな上司。
知らず知らずのうちに「こうしてくれたらいいのに」とか
「こういう言い方をしてほしいな」とか。
意外に期待をしちゃっていませんか?

まずは、そのレベルを下げてみてください。
赤ちゃんがオシッコを漏らしたとしても腹が立たないのと同じこと。

今回はヤバそうだぞ!
と思ったら、自分の感情をコントロールして
期待値を低めに設定してみましょう。

不思議と負の感情が生まれにくくなりますから。

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